こだわり米の「至高の一膳」は?



岩手県と宮城県のお米

 

 

岩手県のお米は「金色の風」です。口に含むと粘りと豊かな甘みを感じます。二噛み、三噛みすると口の中にしっとりと広がり、すっとのどに入っていく感じです。ふわりとした食感なのにほどよい粒感も楽しめます。

 

こだわりの炊き技は、粒を芯から膨らませるため、まず完全に吸水させ、それを高火力で一気に炊き上げ、更には釜の中をおどらせ、一粒一粒がしっかり膨れるような火加減になっています。炊き上がりは白く、膨れが良く、粒が輝いています。

 

至高の一膳は「金色の風御膳」です。料亭「駒龍」の料理長である篠原宏達氏の監修による、岩手三陸が誇る濃厚な「うに」、風土が感じられる優しい味わいの「のっぺい汁」の組み合わせです。岩手づくしの至高の一膳が堪能できます。

 

宮城県のお米は「ひとめぼれ」です。「ひとめぼれ」は、宮城県の気候と風土に合わせて開発されたお米で、今や、北は青森県から南は沖縄県まで、全国幅広く栽培されている銘柄です。バランスに優れたお米で、その名に恥じぬツヤと適度な粘り気、口当たりの良さが魅力的です。

 

こだわりの炊き技は、加熱しても崩れにくいタイプなので、Wおどり炊きの高火力で一気に火を通して、しっかりおどらせます。こうして出てくるおいしさの成分を高温スチームでコートし、甘くてツヤのあるふっくらごはんになります。

 

至高の一膳は、懐石料理「東洋館」の料理長である佐藤武氏の監修による、しそ巻きと、旨みの深い仙台味噌を使った昔ながらの汁もの、芋煮です。しそ巻きは宮城県で昔から愛されているごはんのお供です。